私は2012年に家族とともに来日し、大阪府豊中市に住んでいました。日本語については、来日後にアルバイトをしながら、豊中市の国際交流センターで開催されている日本語教室で学びました。

 その頃から技能実習生をはじめとしたベトナム人から、「労働時間や言葉の壁の問題」、「ストレスが解消できない、堪えられない」といった日本での暮らしに関わる差し迫った状況を聞き、自分自身の心も重くなり、つらい思いをしていました。

 言葉の壁を乗り越えることも、海外で生活していく上での重要な要素です。外国人を取り巻くさまざまな問題が起こるのは、言葉を通じず、お互いが理解できていないからです。

 「人間はどこに住んでいても、悩むことなく、困ることなく、毎日、笑顔で過ごすことを望んでいる。海外に住んでいる外国人にはいつでも相談ができ、交流ができる場所が必要だ。」このような思いでSenTVAを立ち上げました。

 活動のやりがいは、ベトナム人、日本人を問わず、SenTVAの活動に参加しているみなさんが、花のような笑顔を見せてくれることです。ここに来てよかったと心から思ってもらえたときや「ありがとう」と感謝の言葉を言われたとき、また、学習者の日本語が上達する様子を見たときにやりがいを感じます。

 活動をしていて大変なことは、職場でのこと、生活のことなどの相談を受けることが多く、私の携帯には、仙台市外からのものも含めて、早朝から夜遅くまで連絡が入ります。対応したいことはたくさんありますが、私一人ではどうしても時間が足りません。

 また、「日本語教室」ではマンツーマンで学習をしてもらいたいと思っていますが、ボランティアの数が足りないため、それができていません。これからも日本語を教えてくださるボランティアの確保に努めたいです。

 今後の抱負は、SenTVANPO法人化です。また、仙台市外でもベトナム人が多く住むところには、日本語教室やベトナム語教室を作っていきたいです。SNSでベトナム人を支援する環境も作りたいです。

 七夕やお正月などのイベントの開催や、ベトナム料理教室、サッカークラブ、卓球クラブ、ベトナム語で歌うカラオケクラブなども, あったらいいですね。ベトナムで楽しんでいたことを、ここ日本でも楽しめるようになれば素晴らしいです。

 日本人の方には、是非ベトナムの言葉を学んでほしいと思っています。言葉を通して、ベトナム人の考え方、習慣、文化を理解していただけるようになると思います。

 SenTVAでは「知恵をもって健全、快適な環境を!」をモットーにしています。一人ではできないことも、みんなで協力しあえれば、できることが増えると思います。